長野県、栗生楽泉園訪問30人募集 ハンセン病問題を現地で学ぶ

この記事のポイント

1.長野県が10月17日、国立療養所栗生楽泉園を訪問する県民30人を募集する
2.園内見学などを通じ、ハンセン病患者・回復者への隔離と差別の歴史を学ぶ
3.過去の出来事だけでなく、現在の偏見や名誉回復まで考える学習が必要となる

ハンセン病患者・元患者及びその家族に対する偏見や差別をなくそう

長野県は10月17日、群馬県草津町の国立療養所栗生楽泉園を訪問する県民交流事業を実施する。時間は午後1時から3時45分まで。長野県内に居住、通勤、通学する人を対象に約30人を募集し、参加費は無料。JR松本駅とJR篠ノ井駅から貸し切りバスを運行する。

参加者は栗生楽泉園を訪れ、園内の施設や歴史に触れながら、ハンセン病問題について学ぶ。申込期限は9月18日で、先着順。1回の申込みにつき3人まで申し込むことができ、参加の可否は10月9日までに通知する。

ハンセン病をめぐっては、国の隔離政策によって患者や回復者が家族や地域から切り離され、療養所内での生活を余儀なくされた。治療法が確立した後も隔離が続き、本人だけでなく家族も結婚、就職、地域生活などで差別を受けた。法律の廃止や国の責任を認める判決後も、偏見や被害回復をめぐる問題は残っている。

療養所訪問では、施設や資料を見学するだけでなく、隔離政策が入所者の生活、家族関係、教育、職業選択に及ぼした影響を理解する必要がある。入所者を被害の象徴としてのみ扱わず、個人の経験や意思を尊重することも、現地学習の前提となる。

長野県は、栗生楽泉園への訪問を通じ、県民がハンセン病問題の歴史と現在を学ぶ機会として参加者30人を募集する。

出典

長野県「国立療養所栗生楽泉園訪問事業の参加者を募集します」
URL:https://www.pref.nagano.lg.jp/jinken-danjo/happyou/20260806.html

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人権ニュース編集部

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