広島大学公認2サークル、性の多様性展 同性婚・トランスジェンダー・性教育を横断

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この記事のポイント

1.広島大学公認の「LGBTsサークル Light」と「ジェンダーサークルSEI!!!」が10月5~9日、東広島キャンパスで性の多様性を扱う展示を開く。
2.同性婚、トランスジェンダー、性教育、広島で暮らすLGBTQ+当事者の写真などを一つの会場で扱う。
3.同性婚をめぐる6件の訴訟は2026年3月、最高裁大法廷で審理されることが決まり、高裁判断は違憲5件、合憲1件に分かれている。

【10月5日〜10月9日】広島大学にて展示「つながる、多様な私たちの性」を開催

学生サークルが5日間の展示

広島大学公認のLGBTsサークル LightとジェンダーサークルSEI!!!は、2026年10月5日から9日まで、広島大学東広島キャンパスの福山通運小丸賑わいパビリオンで「つながる、多様な私たちの性」を開催する。午前10時から午後6時まで、最終日は午後4時までで、入場は無料。Marriage For All Japanが9月24日、開催概要を掲載した。

展示は「結婚の平等にYES!展」の一部、「トランスジェンダーのリアル」、性教育、性の多様性に関する図書、広島で暮らすLGBTQ+当事者の写真、ひろしまプライドパレード2025の写真などで構成する。共催は広島大学D&I推進機構ダイバーシティ研究センターと、ひろしまプライドパレード2026実行委員会。Marriage For All Japanなどが協力する。

「LGBTQ+」を一つの制度問題にまとめない

性的指向、性自認、トランスジェンダー当事者が直面する制度上の問題、学校での性教育、婚姻制度は互いに関係するが、同じ問題ではない。例えば同性カップルの法律婚をめぐる問題は婚姻制度に関する法的権利の問題であり、トランスジェンダーをめぐる課題には性別の取扱いや医療、学校・職場での生活など別の制度が関係する。今回の展示は、これらを一つの用語で処理せず複数のテーマとして並べている点に特徴がある。

なお、「結婚の平等にYES!」はMarriage For All Japanが行うキャンペーンであり、展示に同団体の資料が含まれることと、広島大学全体として特定の法制度上の立場を表明したことは区別する必要がある。主催者は二つの学生サークルで、大学側ではD&I推進機構ダイバーシティ研究センターが共催者となっている。

同性婚訴訟は最高裁大法廷へ

法制度では、同性カップルが現行の婚姻制度を利用できないことの憲法適合性をめぐり、全国で6件の訴訟が提起された。2026年3月25日、最高裁は6件を大法廷で審理することを決めた。二審では札幌、東京1次、名古屋、大阪、福岡の5件で違憲判断、東京2次の1件で合憲判断となっており、2026年9月25日時点では最高裁による統一的な憲法判断は示されていない。

今回の展示は裁判解説だけを目的としたものではなく、性教育や当事者の生活、地域での活動まで扱う。広島大学の学生サークルが異なるテーマを同じ会場に並べることで、法律だけでなく、日常生活、教育、地域参加を含む「性の多様性」を考える構成となっている。

出典

Marriage For All Japan「広島大学にて展示『つながる、多様な私たちの性』を開催します!」
URL: https://www.marriageforall.jp/topics/15539/

共同通信「同性婚訴訟、憲法判断へ 最高裁、大法廷で審理」
URL: https://news.jp/i/1409450990338670733

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人権ニュース編集部

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