1.児童虐待防止全国ネットワークが11月29日、東京・銀座で第24回市民集会を開催する。
2.過去1年間に虐待で亡くなった子どもを読み上げて黙とうし、川瀬信一さんが子どもの意見と権利について講演する。
3.虐待防止は大人が「子どものために」判断するだけでなく、子ども自身が安全に意見を表明できる制度づくりとも関係する。

認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークは2026年11月29日午後1時から、東京都中央区の銀座ブロッサムで「第24回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」を開催する。参加無料で事前申込みは不要。第1部では過去1年間に虐待で亡くなった子どもについて読み上げ、参加者が黙とうする。
第2部では、一般社団法人子どもの声からはじめよう代表理事で、こども家庭庁参与の川瀬信一さんが「子どもの心の声を聴き権利を守る~こどもの『ために』からこどもと『ともに』~」をテーマに講演する。終了後には銀座大通りで「鎮魂の行進」を行い、児童虐待防止を訴える。
虐待防止では、子どもを危険から保護することが最優先となる。しかし「保護する側の大人が何を決めるか」だけで制度を組み立てると、子ども本人の意思が後景に置かれることがある。児童相談所への一時保護、施設や里親家庭での生活、家族との関係、学校など、子どもの生活を大きく左右する判断では、年齢や発達に応じて本人の意見を聴くことも子どもの権利の一部となる。
集会が24回続いていることは、虐待死が長期間にわたって社会課題であり続けていることを示す。他方、亡くなった子どもを悼むことと、現在支援を必要としている子どもの声を制度の中で聴くことは別々の段階である。今回のテーマが「ために」から「ともに」とされたことは、虐待防止を保護中心の発想から、子ども自身を権利主体として扱う方向へ広げるものとなっている。
児童虐待防止全国ネットワーク「第24回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」
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子どもの権利
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