ゲノム情報(遺伝情報)

ゲノム情報(遺伝情報)に関する偏見や差別

ゲノム情報(遺伝情報)に関しては、知識や理解の不足により、日常生活、就職、保険加入その他の社会生活のさまざまな場面で、不当な差別やプライバシー侵害などの人権問題が生じるおそれがあります。今後、ゲノム医療の普及とともにゲノム情報の活用が広がることが見込まれる中、こうした情報の性質を正しく理解し、偏見や思い込みに基づく不利益な取扱いを防ぐことが重要です。ゲノム情報はきわめて個人的かつ慎重に扱うべき情報であり、その人の尊厳を損なう形で利用されてはなりません。

ゲノム情報をめぐる人権上の問題は、本人の健康や体質に関する情報が、必要以上に広く受け取られたり、将来の病気の可能性などと結び付けて一方的に評価されたりするところにあります。しかし、遺伝情報は本人の努力や人格とは無関係のものであり、それを理由に採用、配置、契約、加入可否などで不利益な扱いをすることは、重大な差別につながり得ます。また、本人だけでなく家族や血縁関係にまで連想が及びやすい点も、この問題を複雑にしています。必要なのは、過度な不安や憶測ではなく、正確な知識に基づいて冷静に判断することです。ゲノム医療の発展を人々の利益につなげるためにも、情報の適正な取扱いと人権尊重を両立させる視点が欠かせません。

ゲノム情報(遺伝情報)に関する主な相談窓口

ゲノム情報や遺伝情報を理由とする差別、不利益な扱い、就職・労働上の問題、医療上の遺伝カウンセリングは、内容に応じて相談先を分けて考える必要があります。

みんなの人権110番

電話:0570-003-110

ゲノム情報や遺伝情報を理由とする差別、嫌がらせ、不利益な扱いなど、人権に関する相談を受け付ける法務省の全国共通相談ダイヤルです。

法務省「みんなの人権110番」

厚生労働省 ゲノム情報による不当な差別等への対応

採用、配置転換、解雇など、労働分野でゲノム情報を理由とする不利益な扱いを受けた場合の考え方や相談先を確認できます。労働分野では、都道府県労働局や労働基準監督署等の総合労働相談コーナーが相談先になります。

厚生労働省「ゲノム情報による不当な差別等への対応の確保」

全国遺伝子医療部門連絡会議 施設検索

遺伝カウンセリングや遺伝子医療を行う医療機関を都道府県別に探せる検索システムです。医療上の相談、遺伝カウンセリングを希望する場合に利用できます。

全国遺伝子医療部門連絡会議「遺伝子医療体制検索・提供システム」

認定遺伝カウンセラー制度委員会 遺伝カウンセリング案内

遺伝カウンセリングの内容や、相談先の探し方を確認できる情報ページです。医療機関での遺伝相談を検討する場合の入口になります。

認定遺伝カウンセラー制度委員会「遺伝カウンセリングを受けるには」

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