高槻市、「おくりびと」で人権講座 真上公民館で50人

この記事のポイント

1.高槻市立真上公民館が9月26日、人権講座として映画「おくりびと」を上映する。
2.市内在住・在勤・在学者50人が対象で参加無料、2歳から就学前まで5人の保育枠も設ける。
3.講義形式ではなく映画を入口とすることで、死や別れ、人との関係を生活に近い題材から考える構成となっている。

真上公民館 人権講座 真上人権名画劇場「おくりびと」

高槻市立真上公民館は9月26日午前10時から午後0時15分まで、人権講座「真上人権名画劇場」として映画「おくりびと」を上映する。対象は高槻市内に在住、通勤、通学する人で、定員50人、参加費は無料。一般社団法人高槻市人権まちづくり協会と真上公民館が共催する。申込みは9月3日から電子申請、電話、窓口で受け付ける。

「おくりびと」は、納棺師となった元チェロ奏者がさまざまな死や別れ、人間関係に向き合う作品で、市はこれを人権講座の教材として選んだ。行政の人権啓発というと、法律や差別事例を解説する講演会になりやすいが、映画や文学などを入口にすると、制度用語を知らない人でも、自分の経験に引き寄せて考えやすい。今回の講座は特定の差別課題に知識を与えるというより、人の尊厳や他者との関係について考える文化型の啓発に近い。

参加機会という面では保育も設けられている。対象は2歳から就学前までの幼児5人で、申込順、締切は9月9日。子育て中の参加者に選択肢を設けた点は具体的なアクセス支援だが、映画の申込み開始が9月3日であるのに対し、保育は6日後に締め切られる。保育枠も5人に限られるため、利用を希望する人は映画本体とは別に期限を確認する必要がある。

短い啓発イベントを評価するときは、壮大な制度的意義を付け足すより、誰が参加できる設計になっているかを見る方が実態に近い。真上公民館の名画劇場では、市民50人の無料上映に保育を組み合わせており、映画を通じた学習機会を地域の公民館で提供すること自体が取組の中心となる。

出典

高槻市「真上公民館 人権講座 真上人権名画劇場『おくりびと』」
URL:https://www.city.takatsuki.osaka.jp/event/kominkan/178197.html

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

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