
高齢者に対する身体的・心理的虐待、財産侵害、差別的取扱いなどは、重大な人権問題です。高齢者が安心して生き生きと暮らせる社会を実現するには、認知症への理解も含めた支えが必要です。
高齢者の人権問題は、年齢を理由に本人の意思や能力を十分に確かめないまま、一律に判断するところから生じることがあります。介護や生活支援の場面では、支える側と支えられる側の関係が固定化しやすく、尊厳が軽視される危険もあります。必要なのは、単なる保護ではなく、本人の意思を尊重しながら社会参加を支える姿勢です。高齢であることを理由に人格まで縮小して扱わないことが重要です。
高齢者に関する主な相談窓口
高齢者への虐待、施設や家庭での不適切な扱い、差別、消費者被害、認知症介護の悩みなどは、内容に応じて次の相談窓口を利用できます。
みんなの人権110番
電話:0570-003-110
高齢者への虐待、差別、嫌がらせ、施設内での不適切な扱いなど、人権に関する相談を受け付ける法務省の全国共通相談ダイヤルです。電話は最寄りの法務局につながります。
認知症の人と家族の会 電話相談
電話:0120-294-456
認知症に関する知識、介護の悩み、家族の不安などについて相談できる全国団体の電話相談です。介護経験者を含む相談員が対応します。携帯電話・スマートフォンからは050-5358-6578を利用します。
消費者ホットライン
電話:188(いやや)
悪質商法、契約トラブル、訪問販売、通信販売など、消費生活上の困りごとについて相談先を案内する消費者庁の全国共通番号です。高齢者の消費者被害が疑われる場合の入口になります。